薬膳 健康管理

薬膳とは、薬膳の考えを取り入れた食事で健康管理

薬膳料理とは、中国で不老長寿につながる食事や、病気や具合の悪い時に食べるいわゆる食事療法の様なものです。「医食同源」の考え方を基本に、調理されます。

 

・体の冷えから来る不快な症状の薬膳について

 

体が冷えると、血行不良につながり、体に多くの不調が起こります。体のいろいろな個所の痛み、下痢、生理不順、風邪、下痢、むくみ、便秘、冷え症、肩こりなどがあります。この様な時に、薬膳では、「温裏類」と呼ばれる食材を使った料理食べることで改善効果があります。

 

食材では
シナモン、コショウ、黒砂糖、とうがらし、クローブ、山椒、鮭、アジ、うなぎ、ます、はまち、にら、しそ、たまねぎ、カボチャのような緑黄色野菜や、ビタミンEを含むもの
クルミ、アーモンド等のビタミンE の含まれるナッツ類や植物油
等があります。
果物で、夏が旬のものや、熱帯地方でとれるトロピカルフルーツには、体を冷やす効果がありますので、冷え症などで体を温めなくてはいけない時には控えるようにします。

 

・体を温めるレシピ

 

これらの食材を使ったレシピで、日本人の口に合うレシピとして。

 

黒砂糖の生姜湯(しょうがのすりおろしを、湯でとき、黒砂糖を溶かす、甘さはお好みで。)
シナモン風味の黒糖葛湯
玉葱とあじのかきあげ
カボチャのスープ
アジのたたき(アジにしょうがのすりおろし、ネギのみじん切り、しょうゆをまぜ、シソを添える)

 

薬膳と聞くと、何やら、薬臭くでおいしくないのかもと思われがちですが、
まず、おいしく毎日食べることが大切です。
中華料理にこだわらず、薬膳の教えの食材を上手に組み合わせた
自分の口に合うレシピにすれば、その効果はあります。
多くのスパイスが体を温めてくれますが、多ければよいというものではなく使用する量に気を付けます。