薬膳 資格 独学

薬膳中国茶”八宝茶”は、飲んでおいしく、見てキレイ!

以前、とある高級中華料理店で、コース料理を楽しみました。 それは、「八宝茶」という薬膳のお茶を楽しむコース。
八宝茶とは、中国緑茶、菊花、サンザシ、クコの実、ナツメ、ライチなどのハーブ・ドライフルーツ類をいろいろと組み合わせ、
氷砂糖で甘みをつけて飲むブレンドティー。
「八宝」イコール「たくさんの大切なもの」という意味で、漢方ではよく知られた美容健康茶だそうです。
どの素材も、ビタミン、ミネラルが豊富で、女性の美容と健康にうれしい効能のあるものばかりです。

 

八宝茶をいただくには、まず材料を器に入れて、熱いお湯を注いでから、フタをして蒸らします。 すると、乾燥した素材がふくらんで、花が開くように美しく変化するのです。 少しづつ溶けだす氷砂糖の甘さが、何ともホッとします。 同じ器に何度もお湯をおかわりして、香りや味の変化も楽しめます。

 

コース料理の間、こちらのお店では、あるパフォーマンスを見せて下さいました。
ティーマスターと呼ばれる男性が、1メートルはあろうかという長い注ぎ口のついたポットで、カップにお湯を注いでくれるのです。
キレのいい動きで舞いながら、全くお湯をこぼすことなく、ピタリとカップに注いでくれました。
素晴らしいパフォーマンスを楽しみながら、美味しい薬膳茶を楽しむことができて、大満足でした。